金ヶ崎の戦いをめぐる旅~敦賀編

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筆者は太平記と戦国時代の歴史が大好きだ。

この二つの時代で同じ場所が戦場になった金ヶ崎は行かずにいられない。

太平記の時代と織田信長の時代を今回金ヶ崎で堪能してきた。

太平記の金ケ崎の戦い↓

ストーリー: 金ヶ崎の戦い

登場人物

1.尊良親王

尊良親王

『絵本太平記』剣巻(明治16年(1883年))より尊良親王

後醍醐天皇の第一皇子

高師直らと戦い、敗れ金ヶ崎の戦いにて自害

2.恒良親王

後醍醐天皇の第五皇子

高師直らによって捕縛され、花山院第にて幽閉し毒殺される。

3.新田義顕(1318?~1336)

新田義顕像

https://twitter.com/yoshiaki_nt/status/641578564559605760

新田義貞の嫡男

尊良親王と恒良親王を守りながら高師直らと奮闘するも数え19の若さで自害

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戦国時代

信長による金ケ崎の退き口↓

ストーリー: 金ケ崎の退き口

登場人物

1.織田信長(1534~1582)

狩野元秀画、長興寺蔵

https://ja.wikipedia.org/wiki/織田信長

朝倉氏討伐のためここ金ヶ崎に布陣

義弟浅井長政の裏切りによって京都へ撤退した。

2.羽柴秀吉(1537~1598)

豊臣秀吉像(狩野光信画)

https://ja.wikipedia.org/wiki/豊臣秀吉

金ケ崎の退き口の殿を務める => 秀吉出世の第一歩になる。

3.明智光秀(1528?~1582)

明智光秀像(本徳寺蔵)

https://ja.wikipedia.org/wiki/明智光秀

金ケ崎の退き口の殿を務める。

4.徳川家康(1543~1616)

徳川家康像(狩野探幽画、大阪城天守閣蔵)

https://ja.wikipedia.org/wiki/徳川家康

金ケ崎の退き口の殿をサポートする。

5.浅井長政(1545~1573)

浅井長政像 (高野山持明院像)

https://ja.wikipedia.org/wiki/浅井長政

朝倉氏討伐に参戦する予定だったが、

義兄信長を裏切る。

6.お市の方(1547~1583)

浅井長政夫人像(高野山持明院所蔵)

https://ja.wikipedia.org/wiki/お市の方

夫浅井長政の裏切りを袋に入った小豆で「袋の鼠」を

兄信長に暗示して伝えたといわれている。

金ヶ崎宮は官幣神社で、尊良親王と恒良親王が祀られていた。

本宮の隣にあった絹掛神社にて金ヶ崎の戦いで散った新田義顕ら南朝の武士達が祀られていた。

勝った北朝側を賊軍と言っているのが南朝の神社らしい。立場の違いでこういった表現をして

説明しているのがまた面白い。

さらに金ヶ崎の奥に進むと尊良親王の御陵墓。

ただ「見込み地」って書いた石碑 初めて見た。

どの遺品も大体の位置しか分からんだろうに。

結構山の奥まで戦ったのだろう。

すぐそばには敦賀湾が見渡せる金ケ崎の最高値の月見御殿がある。

この月見御殿には南北朝時代には金ヶ崎城の本丸があったとのこと。

敦賀湾を前方に左側に若狭湾の島々,右には福井市が一望できてここもなかなか絶景だった。

ここから戦国時代の話

金ヶ崎の退き口の看板もしっかりあった。

信長もここに布陣して、右に見える一乗谷方面(朝倉氏居館)への進軍を進める予定だった事だろう。

信長がどういった逃走経路をとったかまだ分かっていないようだが、

撮影した側が小谷方面(浅井氏居城)だったから、逃げるには左に見える若狭方面しか無さそう。

ただ若狭方面にも浅井朝倉側の配下も居ただろうから本当に袋の鼠だ。

訪れたのが2023年で大河ドラマ「どうする家康」が放送されていたから

家康が前面にww

信長,秀吉「・・・・・・」

金ケ崎の退き口で、信長は命からがら京へ逃げ帰ることができた事に肖って

「難関突破の地」のお守りも売っていて、あらゆる場面で使えそうww

金ケ崎の麓にある赤レンガ館の隣の「グリーンハウス」といったカフェで、

福井県といったらソースカツ丼!!!

ここだけかもしれないが、敦賀のソースカツ丼には卵焼きが載っていたのが面白い。

卵焼きのおかげでカツがしつこくなくて、いいアクセントになっていた。

まとめ

今回金ヶ崎にて太平記の金ヶ崎の戦いと織田信長の金ヶ崎の退き口の二つを同時に巡ってきた。

どちらも通過点だった金ヶ崎だが、ここ敦賀は港もあって、京にも近く立地的には最高だ。

この時の信長は当時それどころではなかっただろうが、、、

筆者も信長ならこの地は手に入れたいと思った。

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